2015年09月29日

マール・ハガードの自伝を読み終えました!

これもiPadとOCRのコンビネーションのおかげです。
それにしてもこの最高に面白い自伝、日本語になって
出版される日は来るのでしょうか?

数年前に僕の奥さんが翻訳してくれたジョニー・キャッシュの
自伝もかなり面白いのですが、今のところ主だった動きもなく、
出版できるかどうかもわからない状態。そんな中、
しょうもないロック系の人やスタジオ・ミュージシャンのばかり
が出てるような(笑)。

マールの自伝の内容は、ネタバレになってしまいますが、
とにかく20代半ばまで監獄生活を続けていただけあって
破天荒というか、脚本家も思いつかないようなハチャメチャぶり。

そして自伝に書いておきながら、自分の子供には知られたく
無いことばかりだそうです(笑)。

読むのに時間がかかったので、記憶があやふやなところがありますが、
マールがレフティ・フリーゼルに憧れ始めた頃、彼の住むオクラホマの田舎に
キャデラックを発見します。それを見つけたマールが中にレフティ
が乗っていると決めつけ、それを追いかけるために、他人の車を
こっそり借りて(笑)、追いかけるものの、見逃してしまい、その先で
警察に見つかってしまいます。

本人曰く返すつもりだったとのことですが、途中で見つかったので
窃盗ということになり、十代半ばで人生初の監獄暮らしが始まります。

当時のアメリカの田舎は家に鍵もかけることが無いほどのどかで、
当然車もキーがささりっぱなしが普通だったそうです。
とにかく捕まったマールですが、そんな時からランブリン・フィーバー
がおさまらずすぐに脱獄しフュジティヴ(逃亡者)になります。

当然数ヶ月の内に捕まる→投獄→脱獄を繰り返し、最終的には
終身刑の人ばかりの、日本でいう網走刑務所のような過酷な
監獄に入れられます。しかし、そこで出会った友達との話から
Sing Me Back Home が生まれます。そして、その刑務所で
ジョニー・キャッシュのライブを見たり、脱獄した人が
ことごく捕まり、逃げ続けることの愚かさに気づいたり。

転んでもただでは起きません。そんなマールの音楽は、
家出や投獄を繰り返す自分をなんとか守ろうと頑張ってくれた母にあてた
Mama Triedなど、とにかく彼の人生そのもの。

しかも尊敬するレフティの伝統を守り、歌のヒントをくれた
人物がはっきりしてる歌の印税はその歌の主人公に送っている
そうです!!!!

これ以上書くと、この本を読む楽しみが薄れるのでこの辺に
しておきますが、監獄暮らしのマールのとんでもない行動の
数々、成功してからの無茶苦茶ぶり、彼の書く歌詞と何も
変わらない率直で独特な切り口。どれをとっても音楽が
好きな人間にとってはマスターピースになるだろうと思います。
皆さんも読んでみてください!






posted by shinjibass at 02:18| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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