2018年12月18日

数年ぶりにライブを観て来ました!

トリプルドラム、8人編成の最新版のキングクリムゾン。確かにドラム3人じゃないと出来ない音楽。お金のためだけに再結成してナツメロを繰り返す世の中の流れとは真逆の攻撃的な音楽。僕が最近のジャズやフュージョンバンドに感じていた不満に対する完璧な答えの一つとともに、想像を超える素晴らしい音楽でした。作曲、編曲、全てに関して予定調和ってなに?みたいな独自路線を突き進み、完成されたオーケストラであると同時に時には悪魔の様なメタルバンド、時にはハードなジャズバンドへと行ったり来たり。ここまでの表現をするには即興重視だと到底辿り着けないでしょう。それでいてしっかりロックバンド。50年の歴史は伊達じゃない!ロバート・フリップがこんなに凄い人とは知りませんでした。同じイギリスのバンドでも嘘で塗り固めた映画のヒットを利用して世界ツアーを決めたバンドがありますが、そんなナツメロショーにお金を払うくらいならキングクリムゾンを観に行きましょう!ロックの進化系が聴けますよ!!
posted by shinjibass at 17:30| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月16日

一事が万事。

2018年の10月の後半、念願のアメリカツアーを経て、ライブや
レコーディングもしつつ、ルート66を西から東へ進む旅を終え、11月。

今のアメリカの良い所、悪い所、自分なりに見たものと、実際とのズレに気づき、
フロイドを通じて知り合えたミュージシャンの
レベルの高さに驚き、それに無理なく溶け込めた僕と文が今までやってきた
こと、音楽や言葉に対する努力が間違っていなかったことを確認できたのは
大きな収穫でした。決して『お客さん』になることがなく、仲間として彼らと音楽を
創ることが出来たのは、日々の努力の賜物。

ミュージシャンになろうと決めた時から、日本でどうのこうのは考えず、世界標準
だけは超えたいと思っていた自分にとって、世界屈指のミュージシャンが集う
ナッシュビルでのレコーディングにすんなり対応できたのは、皆さんが想像する以上の
喜びを感じながらの作業で、いつも通りの雰囲気を出すことで精一杯でした。

エンジニアを含めた全員が音楽を理解しながらの演奏というのはこういうことか、
震えるほどの喜びを感じたこの経験はおそらく日本では再現不可能に近いでしょう。

そんな喜びの裏で、ナッシュビルの観光化、ビジネス色の行き過ぎによる音楽家の
レベルの低下、それによるリスナーのレベルの低下など悪いところもたっぷりと
目の当たりにして来ました。

正直さが特徴だったカントリー音楽からどんどん正直さが失われ、テンプレートの嵐。
「こうやったらカントリーぽいでしょ?」的なフレーズ、音色の乱用。どこにも魂は無い。
それでも景気の良さからか、腕のいいミュージシャンがいるのがナッシュビルの良い所。

名前につられて『お客さん』感覚でアメリカへ行く人達は、大枚をはたいて録音するような素晴らしい
スタジオも、中に入れば拍子抜けするほどの低下価格。
そりゃあそうですよね、日本でもミュージシャン同士の繋がりで
スタジオやミュージシャンを安く雇えますから。
お世話になった皆様!今後もよろしくね!

とにかく、世の中スピードアップしすぎてディテールとかどんどんどうでも良くなっている
みたいで、アホでもわかるカントリー、アホでも楽しめるジャズ、みたいにやらないと
まずは話題にもならない。恥ずかしいような演出をしないと気づいてくれない。

で、映画ボヘミアン・ラプソディー。
イギリスなどのまともなメディアはしっかり酷評してくれたらしいですが、
とにかく時系列がむちゃくちゃすぎて話にならない。
状況が違えば同じセリフでも意味が変わるくらいはわかりますよね?

それでも、そんなのどうでもいい。映画は脚色当たり前、感動したから嘘でも良いなど
そんな意見の多いこと多いこと。しまいにはクイーンはそもそも評論家受け悪かったけど
最終的にビッグになった。この映画も一緒みたいな😭

そこまで言われるとつける薬がありません。自分に置き換えてみて!
自分の最愛の人をすり替えられたら?
連帯責任をいつの間にか自分のせいだけにされたら?しかも死後。
駆け出しの大変だった頃がなかったことにされてたら?
それでも他人が楽し埋めれば良いですか?

しかも、劇中の歌に関してものすごい違和感を感じました。
僕の感覚的には、ピュアなフレディーの歌は2割あったかな?って感じです。
あとは加工なのかものまね君なのか。主演の彼が頑張るならまだわかるけど
あのごまかし感は僕の一番嫌いなパターン。

歌い回しとか、癖とかのわかりやすいところを必要以上にモノマネする感じは
心底頭にきたとしか言いようがないです。もちろんフレディーの歌を全ステージ
聞いたわけじゃないし、そういう録音もある可能性もゼロではないですが、
絶対ないと言い切れる雑さ。おそらく物真似君と混ぜつつ加工しつつだろうと思います。

なのでそれほど聞き込んでない人が気がつかないのも仕方ないし、むしろデフォルメ
なので『よりフレディーっぽい!』と思った人もいるかもですが、あれは0点です。

今やアメリカでもブランソンというモノマネの街が栄えてるので、
世の中的には面倒なアーティストよりも、過去の物真似をするミュージシャンの方が
人気が出る時代なんでしょう。日本ももうすぐそうなりそうですね。

クラシック音楽が死に絶えた道を順調にたどっているわけです。
皆さんに問いたい。本当にそれで良いんですか?
政府が嘘をついてもそんなもんだと我慢し続けるんですか?
結果偽物ばかりあてがわれても後悔しないんですか?
簡単に楽しめたら、今が良ければそれで良いんですか?

とりあえず僕には迎合は無理なので、どんなに損しようがこのまま進みます。
スーパースター、大金持ち、政治家、マスコミは信じません。
そういう時代は終わりました。もしかしたらなかったのかもですが、
音楽は素晴らしい。文化、芸術は素晴らしい。

posted by shinjibass at 20:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月17日

ご無沙汰してました!

Facebook、Twitter、Instagramなど手軽に
世の中に色々発信出来るツールがあったり
色々な理由でブログへの意識が遠のいた
のですが、一番の理由は、カントリーを
歌うようになって、自分の言いたいことは
歌を通して言えるようになったのが大きいです。

英語の歌なので、日本の皆さんにどれくらい
伝わってるかはさておき、毎回とても良い気分
になれます。政治、酒、男女関係、シリアスな
ものから、くだらないものまで。大人が大人
として違和感なく表現できる内容です。

カントリーを始めてから、どうしてカントリー?
といった質問を受けることが多いので、ここに
まとめて書いておこうと思ったんです。

2000年に東京に来てから色々なことが自分にも
周りにも、日本にも世界にも起こりました。
僕の目には日本の悪いところが改善できる
いいきっかけにも思えましたが、なかなか
そうもいかず。音楽や芸術、文化の価値観は
全く定まらず、不景気に負けてどんどんと
下品な方向に向かっています。

そしておそらくその方向は変えることは
出来ないでしょう。でも考えが違う人も
沢山いて、僕もその一人です。歴史とか、
伝統とか、しがらみとか、関係なく悪いもの
は変えるべきだし、変わらないとしても
変えるように働きかけるのは必要です。

でも、皆が政治家ではないので、選挙に行く
のは当然として、自分の仕事の中で世の中を
少しずつ変えていくことが重要なんじゃないか
と考えるようになりました。

まずは、近くの人を幸せにすること。
お金に負けて、ろくなことをしない連中が
儲かるような経済活動は避けること。
これが一番いいんじゃないかなと。

わかり易いものにはろくなものが無いという
ことを知ること。シンプルとわかり易いは違う。

そう考えた時に、僕は音楽家として
いわゆるポップスと呼ばれるものには
加担できない体になりました。

時代によって良いポップスがあるみたいな
屁理屈は無視するとして、必要以上のお金を
子供だましでもなんでもいいから稼ぐみたいな
感じのは完全にNGです。悪いとは言いません。
僕はもうやりたくない。

世の中のミュージシャンが、みなこんな考えに
なってくれたら、とりあえず、街で流れる音楽の
質がぐっと上がるだろうなー。

内容も世の中への影響が大きいものが
沢山出てくるだろうなー。いい意味で。

いずれにしても、今の日本で聴こえてくる音楽
のほとんどは、西洋音楽で、日本のものでは
ありません。よく英語圏の失礼な連中が、
どうして日本人なのにアメリカの音楽をやるの?
と聞かれますが、じゃあ日本語なら日本のなの?
そのレベルの人達にはそれくらいしか言えない。

たまに芸術の携わる人もそんなことを言うけど、
じゃあどこで区切る?どっちにしても僕の世代
周辺の人間は子供の頃からギターとピアノの
音楽聴いて育ってるんです。

確かに日本の音楽ではないというのは
どうしても逃れられない事実で。

でも良く考えると、フランス料理やりたいなら
フランスに行くだろうし、フランス語も覚える。
クラシックやるなら、ドイツ語は覚えるなど、
いわゆる本場であったり盛んな場所、そして
その国の言語は無視してはいけない。

で、僕はカントリーとか、ロックとか、
アメリカのルーツ音楽がやりたいので
英語を覚えました。まだまだ覚えることは
多いですが、一年で相当変わりました。

そのうち英語が出来ないなら、英語圏の音楽
は厳しいよねー。みたいな時代になって欲しい。
言葉の問題を超えて素晴らしいスキルの音楽家
がいることは知ってますが、本場からは本当のいみでは相手にされていないのが現実です。

真似は出来ても創り出せないのもそれが
一番の原因です。日本の〇〇はもうやめて。

ところが、世の中が子供っぽくなってるのは
世界中同じで、自分のサウンドを創っている
人よりもトリビュートバンドの方が人が
集まる時代です。どんどん昔の有名人が死んで
行くので、ライブでマスターピースを聞くなら
トリビュートバンドってことですね。

完全にクラシックと同じ流れを辿ってます。
ジミやジャコ、マイルスが生きていたら、
相手にもしないようなトリビュートバンドが
今後全盛を迎えると思うとぞっとしますが、
音楽家としても、10代に思い描くような
浅めの情熱で皆が喜んでくれるならそれは
それで良いかもです。

おかしげなポップスをやって子供から
お金を巻き上げるよりはましです。
書いてるうちに趣旨がどんどん変わって
きてますが、僕のブログなんで良いんです。

ビンテージ楽器の憧れにお金を使うより
現在の技術に投資したい。
ミュージシャンやスポーツ選手、起業家など
一人の人間が必要以上のお金を持つこと
本当にやめてほしい。
素人がプロを評価するのも悪でしかない。
お願いだから好きか嫌いかでよろしく。
なので、音楽評論家を名乗る皆様。最低でも
音楽の知識は身につけてください。
日本をもし誇れる国にするなら、僕らの
世代が良い思いをするのは諦めて、
真面目に勉強したり働いたりしましょう。
一刻も早く、政教分離を!!
食べ物、飲み物の法律をもっと厳しくして!
毒を沢山知らぬ間に体に入れたくない!!

こんなことを、手っ取り早く言えるのが
僕にとってはカントリーなんです。


posted by shinjibass at 22:19| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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